Appleの「探す(Find My)」に相当する。Googleの「デバイスを探す(Find My Device)」が今週にもリリースされる見込みです。Appleの紛失防止タグAirTagの不正使用を防ぐための機能も盛り込まれる予定です
ベータサイトがすでに設置
Googleの「デバイスを探す」ネットワークは、昨年に発表されていますが、GoogleとAppleが共同で開発していたBluetoothトラッカーの不正使用防止機能の実装に時間がかかっていました。そのため、ようやく今になって公式リリースされる見通しです。
サイト自体はすでに立ち上がっていますが、現時点ではベータ版として提供されており、デバイスの登録などはまだ行うことができません。
Googleが強化したAndroidデバイスの紛失防止機能
GoogleがAndroidデバイスの「デバイスを探す」機能を強化しました。この機能は、米国とカナダを皮切りに展開が始まり、Android 9以降のデバイスで利用可能です。
新しい機能では、オフラインの状態でもAndroidスマートフォンやタブレットを追跡できるようになりました。さらに、Pixel 8およびPixel 8 Proでは、電源がオフまたはバッテリーが切れた状態でもデバイスを見つけることが可能です。
Bluetoothトラッカーにも対応し、5月からはChipoloやPebblebeeのBluetoothトラッカーを使用して、デバイスを探すアプリで日用品の探索が可能になります。2024年後半には、eufyやJio、MotorolaなどのBluetoothトラッカーへのサポートも計画されています。
また、Google Nestデバイスを使っている場合は、デバイスの探索も可能です。デバイスを探すアプリにより、紛失したデバイスとNestデバイスの距離が表示されるようになりました。
さらに、登録されたデバイスを他のAndroidユーザーと共有できるようになり、紛失時に家族や友人に協力してもらう機能も追加されました。
今週にもリリースか
先週、Googleは電子メールで、「デバイスを探す」ネットワークが間もなく始動することを発表しました。
新しい「デバイスを探す」ネットワークを使えば、オフラインの状態でもデバイスの場所を特定できます。また、互換性のあるFast Pairアクセサリーは、デバイスから取り外した状態でも見つけることができます。これには、互換性のあるイヤホンやヘッドホン、財布や鍵、自転車に取り付けられるトラッカーが含まれます。
Googleから一部ユーザーに送られたメール(4月4日付)
GoogleもAppleの「探す」機能と同等のネットワークを提供することで、AndroidとiOSの両方のユーザーが予期せぬトラッカー問題を解決しやすくなることが期待されています。